銀塩写真ファンによる作品展示会「秋田銀塩写真展VI」が3月30日、秋田アトリオン(秋田市中通2)で始まった。
県内在住の30~80代のアマチュアカメラマンが所属する「あきた銀塩主義の会」(秋田市新屋、TEL 018-883-1201)が開く同展は今回で6回目。同会会員92人が35ミリ判や67判のフィルムカメラなどで撮影した「鳥海山の鶴間池」「角館の桜」「雪の十和田湖」などの秋田県内の自然風景や、着物姿の女性を撮影したスナップ写真などを出品する。高品質のクリスタルペーパーを使い、アルミパネルに接着するなど作品の仕上げにもこだわった。
「富士フイルムフォトサロン秋田展」も同時開催し、計350点ほどを展示する。秋田を拠点に活動するプロカメラマン小松ひとみさんの作品も特別展示する。
「アマチュア写真家の作品とは思えない素敵な写真が多く、心が洗われる思い。自分でも写真を撮ってみたくなった」と会場を訪れた秋田市在住の女性。
同会事務局の筒井広己さんは「参加者がそれぞれ自薦の1枚を展示した。パソコンや携帯電話の画面とは違う銀塩プリントならではの魅力に触れていただければ」と話す。
写真家の野呂希一さんと小松さんが桜をテーマにトークセッションを開くほか、「風景写真」編集長の石川薫さんが「美しい風景写真」をテーマにトークショーも行う。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。4月1日まで。