木工製品の企画販売などを手掛ける「秋田木育プロジェクト」(秋田市将軍野南2、TEL 018-880-5145)は4月下旬、秋田杉の間伐材を使ったスマートフォン向けスピーカーボックス「ディクショナリー・ホーン」を発売する。
横180ミリ・高さ76ミリ・奥行き138ミリの「辞書」のような形状で、秋田杉のムク材を使った同製品。「表紙」を開き、ホーン型スピーカーのように成形された箱の内部にスマートフォンなどスピーカー内蔵の携帯電話や音楽プレーヤーを設置することで音を響かせる仕組み。電気的な仕組みは持たない。
製品コンセプトは「サウンドがあふれだす本」。シンプルな機能性とインテリア性にこだわり、秋田の伝統工芸技術「曲げ木」を使った幼児向け木製二輪玩具のデザインも手掛けた大野英憲さんがデザインした。
同製品プロデューサーの八木澤栄治さんは「最新デジタル機器はファッションの一部。秋田杉と組み合わせることで『デジタルモダン』をイメージした製品に仕上げた。木製ならではの温かみのあるデザインと音を楽しんでもらえれば」と話す。
東京国際フォーラム(東京都千代田区)で3月7日に開催予定の「カーボン・マーケットEXPO 2012」で展示・発表する。
価格は4,000円前後を予定。首都圏の百貨店などで販売する。