秋田市出身の美術家・鴻池朋子さんと地元で活動するクリエーターの美術展示会「鴻池朋子×40組の県内アーティスト~東北を開く神話」が1月18日~29日、秋田県立美術館(秋田市千秋明徳町)で開かれる。
美術展の準備を進める鴻池朋子さん(写真奥)と地元クリエーター
秋田市中心市街地や文化活動の活性化を目的に県が主催する「あきたアートプロジェクト~アートによるにぎわいづくり」の一環として企画された同展。
鴻池さんとゲームプランナーの大山功一さんが秋田の「地名」「民話」「伝説」「方言」などを記載したカード約150枚を制作し、地元クリエーターがカードをランダムに組み合わせて作った30点以上の「ストーリー」を基に絵画や立体造形作品を制作。鴻池さんのミクストメディア作品「アースベイビー」と共に展示会場を「新しい秋田の地図」に見立ててディスプレーする。
鴻池さんは21日、「神話を旅する秋田のアーティストたち」と題するギャラリートークも開くほか、翌22日には考古学研究家の庄内昭男さんやフリーライターの藤原優太郎さんらと「カレッジプラザ」(明徳館高校ビル内)でトークセッションも開く。
開館時間は10時~17時。ギャラリートークは10時30分~、13時~、15時~。トークセッションは15時30分~17時30分。いずれも入場無料。