秋田と関西地方のアーティストによるコラボ展「めぶくアート展 秋田+関西」が11月15日~17日、「アトリオン」(秋田市中通2)で開かれた。
「アトリオン」美術展示ホールで開かれた「めぶくアート展 秋田+関西」
「東日本大震災の被災者をアート作品を通じて応援しよう」と環境芸術家の山之内理枝さんが呼び掛け人となって企画された同展。秋田で創作活動に取り組むアーティスト21人と、大阪や兵庫など関西のアーティスト28人が集まり、オブジェや絵画、写真、俳句などの作品約60点を展示した。
阪神淡路大震災で被災した山之内さんは、東日本大震災の被災地で支援活動にも取り組んだ。復興支援のために「アーティストとしてできること」を模索する中、「創作活動を通じた一人ひとりの思いを束ねて大きなメッセージにできれば」と、復興へ向けたメッセージを込めた作品展示会などを開くプロジェクトを立ち上げ、初めての開催にこぎ着けた。
「被災者への思いが、さまざまな形の作品になっていて興味深い」と会場を訪れた女性。山之内さんは「一過性のプロジェクトではなく、長く継続できるものにしたい」と意気込みを見せる。
次回は来春、宮城県気仙沼市での開催を予定する。