「中華民国双十国慶百周年」を記念する台湾と秋田の文化交流イベント「あきたいわん祭」が8月6日・7日、ポートタワー・セリオン(秋田市土崎港西1)で開かれる。
台湾で4カ月の予約待ちという「ライチパン」とパン職人の呉賓春さん
「文化交流イベントを通じて日本と台湾の絆を深める機会になれば」と、秋田の夏祭り「竿燈(かんとう)まつり」に合わせ、同東北大会実行委員会などが企画した。
当日、パン職人の国際コンテスト「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー」で昨年グランプリを受賞したパン職人の呉賓春さんが受賞商品「ライチパン」を国内で初出品したり、台湾茶会の第一人者・許煉文さんが一般には入手しにくい茶葉を使った台湾茶を特別に振る舞ったりするなど、台湾を代表する料理人が台湾メニューを用意する。台湾の五つ星ホテルの総料理長・郭泰王さんが来秋して監督する台湾屋台料理と秋田のご当地グルメの食べ比べなどグルメイベントを多彩に開く。
そのほか、秋田の「なまはげ太鼓」と台湾の「獅子舞」が共演したり、秋田出身インディーズミュージシャンが東日本大地震復興支援へ向けたチャリティーライブを開いたりするなど、ステージイベントも多彩に展開する。
秋田県中華総会(秋田市)の又井公久副会長は「当日は台湾を代表する料理人が来秋するほか、日本初出店の台湾屋台も出店する。これほど著名な料理人が一堂に会するのは日本でも初めてなのでは」とし、「秋田のご当地メニューと併せて異文化の食やステージパフォーマンスを楽しんでいただきながら、震災支援につなげられれば」と来場を呼び掛ける。
開催は10時~。入場無料。