秋田県と県内小売店が取り組む「ノーレジ袋推進運動」で、秋田市のマイバッグ持参率が全県最低の達成率だった中、秋田市民消費生活協同組合・土崎店(秋田市土崎港北6、TEL 018-846-7555)が県内最高水準の持参率30%を達成した。
「ノーレジ袋推進運動」は6月12日、環境あきた創造課と県内スーパーマーケットなど5事業者がレジ袋削減に向けて締結した自主協定に基づき、「レジ袋」に代わる「マイバッグ」の携行を推進するエコロジー運動で、同課は8月20日、6月~7月の同事業者のマイバッグ持参率を公表した。
大館や北秋田など県北協定店舗が同運動のマイバッグ持参率目標値である20%台、大仙や横手など県南協定店舗で17%台、県内全店舗平均は17%台で、秋田市(男鹿市、潟上市を含む)の持参率は10.1%と目標値・県内平均とも大きく下回った中、秋田市民生協・土崎店は県内最高水準の31.9%を達成した。
秋田市民生協で同運動を担当する佐々木さんは「スーパー業界がまだ紙袋を使用していた1975年、お客様の要望から経費削減を目的とした『紙袋節約セール』を行ったのが始まり。その後、レジ袋有料化を試みた際にはバッグ持参率が8割を超えたが、競争の激しい業界にあって継続できなかった」とし、「2004年からはポイントカードに優遇サービスを付加し、現在は月3回のノーレジ袋デーを開催するなどしているが、この達成率は長年にわたって培った基礎があるからだと思う。測定方法の問題もあるが、土崎店の実際の持参率は50%を超えているのでは」と話している。
同店を週2回利用するという女性は「今日はマイバッグを3つ持ってきたが、レジ袋より持ちやすく機能的。レジ袋はゴミになるだけ。10年以上マイバッグを使っている」と話していた。
「マイバッグ持参率達成店マップ」は、サイトからダウンロードできる。