「名刺をもっとユニークに!」と題した講座が5月12日、市民活動センター「市民交流サロン」(秋田市東通仲町)で開かれた。
プレスリリースの出し方やブログ運営のノウハウなど、これまでにも市民活動のサポートなどをテーマに同センターが開く同講座。今回は「自分で作成可能な、既存の枠にとらわれない名刺」をテーマに、グラフィックデザイナーで秋田デザインサポート会議代表の澁谷和之さんをゲストに招いた。
「名刺を渡すという一連の動作を踏まえてデザインを考えること」「誰もが経験するような場面を織り込むこと」「伝えたい情報を書体や文字を変えて工夫すること」など、澁谷さん自身の経験やユニークなアイデアを交えたトークに、約20人の参加者から笑いが起こるなど、和やかな雰囲気で講座は進められた。
講座の後半は、参加者が「猫の立場になって名刺を作る」というテーマに取り組んで結果を発表した。澁谷さんは「猫の立場に立つことを通じて、自分の周辺にある情報を集める作業に取り組んでもらいたかった」とテーマの意図を明かす。「渡す時だけではなく、関係を先へとつなげていく名刺を考えていけたら」とも。
当日参加した女性は「頭に浮かんだ考えをまとめるのが難しかったが、新鮮な体験で勉強になった」と振り返った。