土崎神明社祭の曳山行事-雨天も勇壮な港祭り開催

雨天の中、観客の声援に押されるように進む「曳山(ひきやま)」

雨天の中、観客の声援に押されるように進む「曳山(ひきやま)」

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 土崎神明社(秋田市土崎港中央3)の例祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されている「土崎神明社祭の曳山(ひきやま)行事」(通称=土崎曳山まつり)が、戦後最多の25町内が参加して7月20日・21日の両日に行われた。

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 20日は、7月10日に改築が終わったばかりの神明社社殿に同祭の山車(だし)である「曳山」を奉納した後各町内を巡り、21日は、1号車の曳山から穀保町を出発し順次相染町をめざす曳山運行「御幸(みゆき)やま」と、各町内へ戻る曳山運行「戻りやま」が行われ、同祭のクライマックスとなる「戻りやま」では、あいにくの雨天の中にもかかわらず、多数の観客がエールを送るなどして盛り上がりを見せた。

 「曳山」は、勇壮な武者人形と世相を風刺した「見返し」を飾ることが特徴で、106体の武者人形は全て人形師の越前谷時春さんによって製作されたもので、「裏金が ないかときいたが そのまんま」「記録なし 自由に使え 庶民(ひと)の金」などのほか、子育て税を扱うものやメタボリック症候群を風刺した「見返し」などが飾られていた。

土崎湊曳山まつり土崎神明社

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