元中学校教師がリーダーのちんどん屋「ダースコちんどん隊」が注目を集めている。
中学校の音楽教師から「ちんどん屋」に転職したカチューシャ安田さん
同グループは、元中学校の音楽教師でアコーディオン奏者のカチューシャ安田(本名=安田典夫)さんが、妻で大太鼓を担当するおふらんすちえこ(本名=千枝子)さんら数人と2004年に結成した。
イベント会場や福祉施設などで「ちんどんショー」を披露してきたが、「活動に専念したい」と今年3月、それまで勤めてきた公立中学校を定年まで4年を残して早期退職。「ちんどん屋」としての活動を本格化させると口コミなどで評判が広がり、今年こなした公演数は約120件を数えるまでになった。
10月には自身の活動記録からちんどん屋の歴史までをまとめた「教師をやめて、ちんどん屋になった!」(無明舎出版)も出版した安田さん。「公務員から自営業への転身は大きな決断だったが、地元ではオンリーワンの存在。ちんどん屋本来の宣伝業として、大手ショッピングモールからの引き合いも入るようになった」と話す。
「これまでに県内25市町村のうち22市町を回った。地産地消のエンターテインメントとして、地元に笑いとノスタルジーを振りまいていきたい」と意気込む。
問い合わせは安田さん(TEL 018-873-3715)まで。