秋田商工会議所(秋田市旭北錦町)とNPO法人「イーストベガス推進協議会」(川尻御休町)が、カジノ誘致へ向けた活動を本格化させる。
「少子高齢化が進む地方都市では国際的な視点に立って特色ある地域活性化策を講じる必要性が高く、幅広い分野で経済効果が見込めるカジノを誘致する意義は大きい」と、1996年から誘致活動を続ける同NPO。
現在、県や市町村単位でカジノを含めた統合型リゾート施設の設置を認める「特定複合観光施設区域法案」(通称・IR法案、カジノ法案)の国会提出へ向けた超党派議員連盟の動きも見られることなどから、同会議所も「IR法案専門委員会」を設置。来年3月までに県民1000人を対象に意識調査などを行うほか、12月3日には同法案の策定にも携わった有識者らを講師に招き「カジノを活(い)かした地域活性化シンポジウム」も開く。
「秋田で開かれるシンポジウムは貴重な機会。カジノ誘致に反対の人にも足を運んでもらえれば」と同NPOの長谷川敦理事長。同会議所・企画振興課の遠藤寛明さんは「シンポジウムでは、この分野の先端で研究・活動している専門家をパネリストに招いたディスカッションも開く。カジノを通じた地域活性化策の可能性について知っていただく機会になれば」と来場を呼び掛ける。
シンポジウムの会場は「秋田キャッスルホテル」(中通1)。参加申し込みは同課(TEL 018-866-6679)まで。締め切りは11月28日。参加無料。