秋田県漁業就業者確保育成センター(秋田県水産漁港課内)は現在、漁業就業者の確保・育成に取り組んでいる。
漁業就業者の確保を目的に、就業前相談や実地での研修から就業まで、秋田県漁業協同組合などと連携してトータルサポートを行う同事業。
事業は、県内での漁業就業希望者を対象に、適正を判断するため漁船に体験乗船する「漁業チャレンジ準備講習」、漁業への就業を前提とした3カ月程度の短期見習い研修「漁業技術習得支援」、ベテラン漁師のサポートによるより実践的な長期研修「自立に向けた長期技術習得研修」の3段階で実施する。
担当の中林さんは「秋田の漁業は、主に底引き網や定置網の漁船乗組員として働く形態と一人で自立する形態がある。地元漁師は、海の恵みに感謝しながら仕事に誇りを持ちながら頑張っているが、後継者が少ない現実もある」とし、「自分の腕で生計を立てていくのが漁師の魅力。受入漁業者の状況などによって研修の希望に添えない場合もあるが、漁業に関心のある皆さんに応募いただければ」と応募を呼び掛ける。
問い合わせは同センター(TEL 018-860-1883)まで。