潟上市在住の前衛アーティスト伊藤誠吾さんが5月9日、「愛と感動のプロパガンダ」と題するパフォーマンスを秋田市文化会館(秋田市山王7)で開催する。
2001年渡米し、ニューヨークのスタジオで演劇を学びながら、パフォーマンス活動に取り組んできた伊藤さん。帰国後、東京を拠点に「アート的でないもの」「一定のルールを無視すること」などをテーマに表現活動を行ってきたが、2007年に帰郷した。
地元で初めて披露するパフォーマンス作品は、伊藤さんが日ごろ感じているという「マスメディア情報に対する疑問」がテーマ。「テレビで視聴する内容と実際の社会生活とは、大きくかけ離れているのではないかと疑問を持つようになった」ことから、30インチほどのテレビをあえて収容人数1,800人の同会館大ホールの舞台に置くことで、「疑問点を浮き彫りにしよう」と企画した。
「秋田ではあまり見かけない表現活動だが、ユーモラスなものでもある。地元でも自由な発想で表現活動に取り組んでいきたい」と意気込む。
開催時間は11時~12時30分。入場無料。