ジーンズメーカー大手の「エドウイン」(東京都荒川区)は2月20日、元ギャル社長・藤田志穂さんとコラボ企画したオーバーオール「イケてる作業着」を発売した。
昨年3月から、秋田県大潟村で若い女性が中心の農業プロジェクト「ノギャル」に取り組む元ギャル社長の藤田さん。昨秋には「あきたこまち」の収穫も果たし、「シブヤ米」ブランドでの発売にもこぎつけた。「若者に農業をアピールしたい」(藤田さん)という同プロジェクトに同社が賛同。昨夏からコラボ商品の開発を進めてきた。
コンセプトは「農作業が楽しくなるような、かわいくてかっこいい作業着」。綿95%・ポリウレタン5%の混紡のストレッチ素材を使用するなど体を動かしやすように仕立てたほか、作業中、携帯電話などを落とさないよう各所のポケットにフラップを付けるなど作業着としての機能性を追求した同商品。ユーズド加工や星型のウォッシュ加工を施すなどデザイン性にもこだわった。
同社担当者は「製品開発には、大潟村の農業従事者の声もいただきながら、『ノギャル』メンバーのファッションセンスと当社の技術を融合させたことで、これまでにないオーバーオールに仕上がったと思う」と新商品に自信を見せる。
商品ラインアップは、女性用・男性用(いずれも13,650円)の2種類。