秋田県出身・在京大学生らのグループ「WE LOVE AKITA」は現在、東京で定期開催される住民参加型市場に出品する秋田県産野菜の生産者を募集している。
国連大学前広場(渋谷区)で定期開催される「Farmer's Market@UNU」
秋田県出身で東京在住の簾内貴就(すのうちたかなり)さんと友人の五十嵐和夫さんが呼び掛け人となって、「東京からふるさと秋田を応援しよう」と在京の大学生数人をメンバーに昨年結成した同会。これまでに、秋田をテーマにした定期勉強会や県出身者向けイベントなどを行ってきたが、「東京に住んでいても秋田の農産物を食べることで地元を応援できる」と、実家が農業を営む同会メンバーの松橋さんが中心となって、秋田県産農産物を東京でPRする「ファーマーズマーケット班」を立ち上げた。
同班のコンセプトは「秋田のために、秋田を選ぼう」。9月25日には、「ピーマン」「トマト」「ジャガイモ」など県産野菜と「秋田米」を、国連大学前広場(渋谷区)で定期開催される都市住民参加型市場「Farmer's Market@UNU」にも出品した。
簾内さんは「わたしの回りには、ふるさと秋田のために何かしたくても具体的に何をしたらいいかわからないとの声も少なくないが、地元から離れていてもやれることはある」とし、「東京在住の秋田県出身者は100万人を超えたと聞く。秋田の生産者と東京の消費者をつなぐネットワークを作ることで故郷を応援したい」と意気込む。「農産物に限らず、秋田県産の加工食品や日用品の販売も検討している」とも。
問い合わせはホームページから。