秋田市中心街区の遊休地を会場に行う音楽イベント「仲小路JAZZフェスティバル」が9月19日・20日、秋田市中通で開催される。

同会場で同時開催のマーケットイベント

　「音楽を中心とした文化振興を図りながら中心市街地ににぎわいを取り戻そう」と、秋田市で飲食店などを営む芳賀洋介さんが呼び掛け人となって実行委員会を結成し、2007年に初めて開催した同イベント。

　秋田ゆかりのジャズミュージシャンら10～15組を招き、中通の「旧日赤病院・婦人会館跡地」（通称＝旧日赤病院跡地）を会場に入場無料で開催。昨年は、地元でものづくりに取り組む若手クリエーターを中心に数十組がテント屋台で出店するなど多角的に発展し、2日間で5万人以上が集まる人気イベントになった。

　出演は、地元で活動するジャズバンドや大学のジャズ研究会など15組前後を予定するほか、イベントの趣旨に賛同する地元出身のジャズギタリスト・小沼ようすけさんや、人気ミュージシャン椎名林檎さんの兄でR＆Bシンガーの椎名純平さんも特別ゲストとして出演する。

　芳賀さんは「旧日赤病院跡地の再開発事業が着工されることから、この場所での開催は今年が最後になると思う」とし、「例年、1日限りだった小沼さんの出演も今年は2日間に決まった。椎名さんの秋田初ライブや地元ミュージシャンの演奏のほか、地元クリエーターが中心の出店も昨年より規模を拡大して行うなど見どころも多い」と意気込む。

　「秋田を何とかしたいと考える若者が中心となって企画してきたが、過去2回のイベント開催経験を踏まえ、より多くの皆さんに思い出に残してもらえるような内容にしたい。ご支援をいただければ」（同）と協賛も呼び掛ける。

　開催時間は両日とも10時～21時。入場無料。

イベント詳細はホームページで確認できる。