街中に置いた本を誰かに持ち帰ってもらうことで、読書ファンの交流を図る活動「ブッククロッシング」などに取り組む秋田市の田崎宏明さんが8月2日、「本のイベント」をサンパル秋田(秋田市大町2)で開く。
「良書に出会うきっかけづくりにしてもらいたい」(田崎さん)と4月に初めて開催した同イベントは、今回で2回目。参加者が相互に本を紹介・交換する「本の交換会」と、田崎さんが解説役を務める「読書セミナー」の2部構成で、セミナーの教材には、24年ほど前にベストセラーにもなった境屋太一さんの「知価革命」を使う。
年間100冊以上のビジネス書を読むという読書家の田崎さん。父親の蔵書の整理中に同書に出会ったが、「今読んでも、まったく色あせていない」(同)と感動を受けたという。「20年以上前に書かれた書籍を媒介にして、20年後の未来を考えることは有用なのでは」と、あえて古い出版の同書をセミナーの教材に選び、古本店などで同書を教材用に15冊ほど買い集めた。
田崎さんは「日ごろあまり本を読まない人でも、何か新しいことを知りたいとか考えたいとかいう人に参加してもらえればうれしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は、「本の交換会」=13時30分~、「読書セミナー」=15時~。参加費は読書会のみ500円。
問い合わせは田崎さん(TEL 080-5228-2197)まで。