「ヤートセ秋田祭」が開催される6月27日・28日、秋田市中心部を盛り上げようと市内各所でイベントを開催しようとする活動の輪が広がっている。
ロック調にアレンジした民謡などをバックに、和装をまとった集団が路上で踊るダンスイベント「ヤートセ秋田祭」は、今年で12年目。例年、約60チーム、1,800人が参加し、13万人の観客を動員する秋田市中心街で行われる一大イベント。
今年4月、「ヤートセと同日にイベントやセールを一斉に開催して、市中心部を人でいっぱいにしたい」という同実行委員長の安保麻衣さんの思いに共感した秋田市在住の会社員・黒政薫さんら3人が、「秋田市中心街一斉イベント(仮称)」の企画班を立ち上げた。
当日は、「出張ヤートセ」と題し、本会場のほかJR秋田駅前アゴラ広場やポポロード、千秋公園横のポケットパークなどでも踊る時間を設けるほか、「大道芸」「高校生パフォーマンスバトル」「B級グルメ秋田かやき四天王決定戦」「妖怪屋台村」「ベロタクシーやちんどん隊の移動パフォーマンス」「街中でカヌー」などを市中心部全域で多彩に繰り広げる。
「わたしの少年時代、秋田の中心的な商店街・広小路は買い物客などでいっぱいだったが、今は人の少なさに寂しくなる」と40代の黒政さん。「イベントを連携して開催しようというよりは、偶然にヤートセと同日に開催が予定されていたイベントも一緒にPRするイメージだが、少しずつ賛同者の輪も広がっている。駅周辺は秋田の顔なので、かつての活気を取り戻したい」と話す。
イベントの詳細は、決まり次第ホームページに掲載する。