日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)は5月26日、「秋田プロバスケットボールクラブ」(秋田市土崎港西3、TEL 018-847-2112)のリーグ参入を承認した。秋田県に本拠地を置く初めてのプロスポーツチームとなる。
地道に署名活動などを行ってきた秋田プロバスケットボールクラブ・水野社長
「高校バスケの強豪・能代工業高校からは、日本人初のNBAプレーヤー田臥勇太選手を輩出するなど、バスケ熱が盛んな秋田にプロのバスケチームを」(同社・水野勇気社長)と、昨春、有志らが「秋田プロバスケットボールチームをつくる会」を発足。街頭で署名を集める活動などを行う傍ら、1月には水野社長らが発起人となってチーム運営会社も設立し、3月に同リーグへ参入申請を行っていた。同リーグに参入する東北のチームは「仙台89ERS」(仙台市)と合わせ2チームとなる。
新チームの選手は、ドラフトで獲得するほか、秋田出身者を中心とする地域に密着したチーム編成を予定する。
想定されるチームの年間運営費は約2億円。1試合平均2,500人の観客動員を見込む入場料収入=約8,000万円、スポンサー収入=約6,000万円、ファンクラブ会費など約3,000万円を運営費に見込み、運営3年目以降の黒字化を目指す。資本金も来年夏を目途に1億円程度に増やす。