秋田県内で13店舗を展開する老舗菓子店「くらた」(本社=湯沢市)が5月上旬に発売した「醤油あいす」が、人気商品になっている。
同商品は、同社と安藤醸造元(仙北市)が提携し、醸造元の直営店で限定販売する「元祖しょうゆソフトクリーム」のアイスクリーム版。
しょうゆの香ばしさが好評のソフトクリームは、地元紙主催の「ご当地ソフト人気投票」でも1位になる人気商品だが、「ソフトクリームは持ち帰りができない」などの声も寄せられたことから、今年、カップ入り商品も開発。ゴールデンウイークに合わせて同社各店で発売したところ、秋田市の外旭川店など一部店舗では、多い日には100個以上を販売する人気商品になった。
同社担当者は「ソフトクリームの開発で得たノウハウで、アイスクリーム化した」とし、「一度食べるとクセになる、他にはない味だと思う。これからの季節に独特の風味を楽しんでもらえれば」と話す。
同社各店で販売するほか、通信販売も予定する。1個270円。