秋田市在住の尺八奏者・鈴木幻山さんが5月中旬、初心者が対象の尺八教室「現代尺八研究会」を開講する。
昨年8月、日本尺八連盟(京都市)の師範試験で首席合格を果たした都山流師範の鈴木さんは、市内のカフェでジャズ演奏も行う新進尺八プレーヤー。「尺八は奏者によって出る音色の差が大きい楽器なので、音の追究しがいがある」と話す。「最近は、全国に『カラオケ尺八愛好家』と呼ばれる人たちも増え、動画投稿サイトでもカラオケボックスでアニソンを演奏する奏者の動画をいくつも見かけるなど、カラオケ尺八は静かなブームになっている」とも。
初心者向けの尺八教室を始めることについては、「尺八は音を出すのが難しいと思われがちだが、数十分の練習で音が出せるようになる」とし、「初心者にとってイメージしにくい古典曲にとらわれず、童謡や歌謡曲、アニメのジブリ作品のテーマ音楽などを練習曲にしたい」と参加を呼びかける。
練習場には尺八けいこ場のほか、市内のカフェやカラオケボックスなども利用する。受講料はグループレッスン1時間月2回で4,000円、初期費用は楽器と教材費を合わせて22,000円程度。
問い合わせはホームページから。