専用溶液で長期間保存ができるように加工した花のアレンジメント「プリザーブドフラワー」の講習会が4月12日、秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町)で開催された。
教室を主宰するのは、秋田市出身で岩手県在住の及川美里さん。盛岡や仙台で教室を開講する傍ら、月1回のペースで秋田市でも教室を開き、初心者から経験者まで毎回10人前後の参加者がプリザーブドフラワーのアレンジメントを楽しんでいる。
ワイヤー技法などの下処理やアレンジメントの基本を及川さんが指導した後、参加者は思い思いの作品を約2時間かけて制作。及川さんは「これまではバラが中心だったプリザーブドフラワーも、最近ではガーベラやランなどの新しい素材が増えた。当教室ではアレンジに使う花材の色も参加者に自由に選んでいただくので、個性豊かな作品が生まれやすい」と話す。
この日、初めて参加した女性は「昨年、母の日に娘からプリザーブドフラワーをもらったことが参加のきっかけ。まったく初めての体験だが、思ったより簡単にできた。自分の作品が最高(笑)」と、出来映えに満足げな様子。
及川さんは「教室は女性が中心だが、秋田では男性の参加者もこれまでに数人いる。花材など高価なイメージをもたれがちだが、気軽にプリザーブドフラワーを楽しんでいただければ」と話す。