「秋田の湘南」とも呼ばれる海水浴場で有名な下浜を拠点に活動しているWEBデザイナー齋藤学さん(コクア・デザイン・オフィス代表)が4月1日、「下浜活性化委員会」を発足、同14日に海水浴場を案内する情報サイトをオープンした。
同委員会は、「衰退傾向にある地元を盛り上げて、住民が誇れるまちづくりがしたい」という思いから立ち上げられたもので、地域の活性化を図りながら観光客への啓蒙活動も行っていく方針。齋藤さんは「ジェットスキーの騒音や違法駐車、ゴミの不法投棄など、近年の環境問題の悪化は目に余るものがある。観光客のみなさんにマナーを守ってもらうことで『昔ながらの平穏な下浜』を取り戻し、素敵な想い出を演出できるような場所にしたい」と話している。「下浜愛」を唯一の条件に委員会への参加者も随時募集しているという。
齋藤さんが制作を手がけたウェブサイトでは、海水浴場の案内、周辺の見所や歴史紹介などのほかに、簡単なアンケートも実施。齋藤さんは「賞賛よりも批判の声をたくさん聞きたい。特に観光客のみなさんには住民には気づきにくい問題提起や提案をしていただき、できるだけ改善していければ」と話している。
今後、同委員会はサイトの充実を図るとともに、宣伝活動や美化・植林事業への参加を予定。徐々に規模を拡大し、人気海水浴場としての復活、繁栄を目指していく。