秋田の寺院で「音源供養祭」 音楽祭出演審査用CDなど11年分

「音源供養祭」で出演者審査用CDなどを供養する参列者

「音源供養祭」で出演者審査用CDなどを供養する参列者

  • 0

  •  

 秋田市内で例年秋に開かれるまちなか音楽祭の出演者審査用CDなどを供養する「音源供養祭」が11月14日、釈迦堂光明寺(秋田市旭北寺町)で行われた。

供養が行われた11年分の出演者審査用のCDやテープ

[広告]

 大町エリアの広場や公園、駐車場などを舞台に地元で活動するミュージシャンらが演奏を繰り広げ、「PMA」の略称で親しまれる音楽祭「ザ・パワーオブミュージックフロムアキタ」。

 2005年に初めて開催して以来、出演希望者から寄せられた審査用音源を収めたCDやカセットテープ、ビデオテープの総数は11年間で約1400点。これまで同実行委員会で保管してきたが、同イベントが2014年に10周年を迎えたことや出演者の中には故人もいることなどから、廃棄処分に当たり「音楽葬」として供養した。

 同実行委員会スタッフやミュージシャンら約20人が参列して行われた当日。住職による読経が行われる中、参列者は仏前に並べられたCDなどへ向かって焼香した。

 音楽に理解の深い住職の計らいもあり、市内で活動する女性コーラスグループが献奏したほか、同音楽祭に初回から参加してきたが、2014年にメンバーを病で亡くしたという女性シンガーとギタリストがミニライブも披露。同実行委員会から同寺院へ「阿弥陀三尊来航図」の寄贈式も行われた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース