一級建築士事務所「住まい工房S」(秋田市寺内、TEL 018-816-0677)内に4月11日、東京都調布市在住で秋田市出身の日本画家・佐藤緋呂子さんの常設画廊「緋鐘(ひしょう)」が開設される。
秋田の自然素材のほか、地元ゆかりの画家や陶芸作家の作品なども素材に取り入れることをコンセプトに設計を手掛ける土田鐘子さん。高清水公園の近隣に位置する古い家屋をリノベーションした土田さんの事務所空間と、「現代アートとして国内外で高い評価を受ける佐藤さんの和風モダンな作品群が調和すること」から、女性2人のコラボ空間として画廊の運営を決めた。画廊の名前は2人の名前から。
はがき大から1メートルを超える作品まで約20点を展示する。価格は2,000円~約40万円と幅広い。今後、季節ごとに作品を入れ替えながら営業していく。
「秋田の風土に育てられた感性は土田さんと共通」と佐藤さん。土田さんは「佐藤さん在廊中は和装とお茶、琵琶奏者の演奏でおもてなしするので、公園散策の行き帰りに気軽に立ち寄ってもらえれば」と来廊を呼び掛ける。
営業時間は11時~17時。日曜定休。今月13日まで佐藤さんも在廊する。