秋田の方言にこだわるプロジェクト「秋田弁普及活動・んだがらしゃ」を運営する「ポルカデザイン舎」（秋田市手形字十七流、TEL 018-834-1700）は12月23日、秋田市以外では初めてとなるイベントを「ホテル鹿角（かづの）」（鹿角市十和田、TEL 0186-30-4111）で開催する。

　「秋田弁の普及」を目的に活動する同プロジェクトが今年5月に企画した「んだから体操」は、これまでにも秋田市内の高校学園祭や幼稚園のほか、地元ショッピングセンターや動物園などでも披露してきたが、ホテルが主催する本格的なショーに出演するのは初めて。今月上旬から始めた予約受け付けの申し込みは、すでに「100人を超えた」（主催者）という。

　ディナーショーでは、同プロジェクトの「もりっこお姉さん with んだがらキッズ」が秋田の方言をふんだんに盛り込んだクリスマスソングを歌いながら踊るほか、クリスマスアニメの上映や「秋田弁検定クイズ」なども開催する。

　子どもたちの体操をリードする「もりっこ」さんは「この体操を始めて半年だが、一緒に踊る子どもたちとは絆（きずな）のような一体感が生まれている。みんなで歌って踊るのが楽しくてたまらない」と話す。

　同イベントを「これまでの活動の集大成」と位置づけるプロジェクト代表の大内和人さんは「この1年、『秋田弁アニメ』や『秋田弁検定試験』などのインターネットコンテンツを制作してきたが、これらをライブイベントで表現する作業には苦労もあった。地元ダンス教室などの協力を得ながら完成した『んだから体操』は、今までに見たことがないような『秋田弁エンターテインメント』に仕上がっていると思う」とし、「私たちの活動を応援してくださった皆さまに感謝の気持ちを込めたショーをお見せしたい」と意気込みを見せる。

　参加費は4,000円（子ども＝2,000円、幼児無料）。当日は特別宿泊プランも用意する。

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