手作り寒天料理を一堂に集めた「天使の寒天博覧会」が12月15日、秋田市民市場(秋田市中通4)で開かれ、美郷町在住の女性の料理が最優秀賞に輝いた。
秋田県内の家庭で盛んに作られる寒天料理。果物や総菜など、さまざまな食材を溶かした棒寒天で固めて食べる地元のユニークな食文化を観光PRに役立てようと県などが企画した。
あらかじめオリジナル寒天料理を募集して開かれた同イベントには、個人やサークル、飲食店など県内各地から24組が応募。果物や野菜、牛肉、サケなど具材の彩りも鮮やかな寒天料理とレシピを出品し、来場者を楽しませた。
寒天の生産者らゲスト審査員のほか、来場者も加わった審査会。見事最優秀賞に選ばれたのは、すりおろした柿と千切りにした干し柿を素材に、美郷町のサークル「北ふれの会」の加藤孝子さんが作った寒天料理「柿姉妹」。加藤さんは「地元に戻って会の仲間と喜びを分かち合いたい」と副賞の棒寒天50本を手に喜びを語った。