秋田千秋美術館で「ベン・シャーン展」-社会問題を描く200点を展示

「ベン・シャーン展-線に宿る魂」

「ベン・シャーン展-線に宿る魂」

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 秋田千秋美術館(秋田市中通2、TEL 018-836-7860)で4月21日より、アメリカ美術を代表する画家「ベン・シャーン展-線に宿る魂」が開催されている。

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 ベン・シャーンはユダヤ系の米国人。多くの作品を迫害や差別、貧困などの社会問題を独自の視線で描いていることで知られる。

 同展では、シャーンが個人的に進むべき道を見つけたとされるドレフュス大尉のスパイ疑獄事件「ドレフュス事件」や、1954年のビキニ環礁での水爆実験による被害を受けた「第五福竜丸事件」をテーマにした作品のほか、雑誌「タイム」や「フォーチュン」誌の表紙絵など、丸沼芸術の森(埼玉県朝霞市)所蔵の約200点を展示。

 企画展に向けての挨拶で、秋田市立千秋美術館の畠山茂館長は「時代や世界を見つめる目を養うきっかけになってほしい」と話した。

 同29日には、「ここが家だ‐ベン・シャーンの第五福竜丸」などの著書があるアーサー・ビナードさんの公演を14時から行う予定。

 入場料は700円。開館時間は10時~18時。6月10日まで。

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