秋田市在住のデザイナー・若松尚利さんが現在、日産自動車の電気自動車「リーフ」の月間走行距離ランキングで世界1位を記録している。

電気自動車の魅力を語る若松尚利さん

　同車種のユーザー向け情報システム内で公表される同ランキング。システムに登録された約4500台を対象に1日～1カ月間の合計走行距離や単位容量当たり走行距離を示す「電費」など6項目を自動的にサーバーに集計、国内・世界に分けてランキング化する。

　秋田県大潟村などで開かれるソーラーカー・レースにも出場するなど、「もともと電気自動車に興味があった」ことから昨年2月、同車種のユーザーになった若松さん。仕事で秋田・東京間を往復したり、妻の実家がある佐賀県に帰省したりするなど長距離移動にも同車を利用。昨秋初めて走行距離で世界1位を記録したのを皮切りに、3月3日現在を含め、これまでに数回1位を記録している。

　「変動はあるが、走行距離の世界ランキングでは国内の3人とアメリカの1人が上位の常連」と若松さん。比較的短距離で利用されることの多い電気自動車だが、「季節により充電時間や走行できる距離に差はあるものの、雪道でも不自由はない。長距離移動時は、充電スタンドのあるルートを調べながら利用している。立ち寄った先のご当地グルメも楽しみの一つ」と話す。「独自の移動ルートやデータなどの記録をまとめてネットで公開する予定。皆さんの参考になれば」とも。