昭和の文化をまちなかに再現するイベント「大町タイムマシンプロジェクト・活き粋おおまち時間旅行」が現在、秋田市大町1・2丁目エリアで開かれている。
昭和時代に使われていた電子計算機などを展示中の秋田銀行大町支店
昭和の文化を映画や写真、音楽、古い家庭用品などをまちなかに再現することを通じて地域活性化に取り組む同イベント。同実行委員会(大町1)が企画した。
9月21日、地元ミュージシャンらが昭和歌謡やビートルズなどの名曲の演奏をサン・パティオ大町(大町1)で披露したほか、秋田をロケ地に撮影された1964(昭和39)年の石坂洋二郎さん主演作品「十七才は一度だけ」と、1962(昭和37)年の石原裕次郎さん主演作品「銀座の恋の物語」の上映会をレストラン・プラッツ(大町1)で開催予定。
秋田銀行大町支店(大町2)は「むかしの道具展」と題し、同イベントに合わせて昭和時代に使われていた電化製品や雑貨類など100点以上を店内ロビーに展示するほか、24日からは同エリアの古い写真のスライドショーを店内に設けた大型モニターで上映予定。老舗菓子店・榮太楼(大町2)では昭和30年代の市内を撮影した写真展も開く。
同支店の長谷部裕司さんは「地元の皆さんを中心に出品をお願いしているうちに当支店としても最大級の展示量になった」とし、「年配のお客さまには懐かしい道具類だが、若い女性からは『かわいい』との声も聞かれる。皆さんに楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
映画上映会は12時開場。入場無料。9月28日まで(秋田銀行大町支店の展示は10月4日まで)。