隔月刊マガジン「Ag(エイジー)」の創刊第2号が7月2日、秋田県内の書店などで発売される。
エンカレッジ(秋田市寺内蛭根1)が2004年2月以来、フリー誌として発行してきた同誌。業界を取り巻く環境の変化などを理由に4月下旬発行号から有料化した。
創刊2号のテーマは「レトロアキタ」。秋田が発祥の地とされる医薬品「龍角散」製造元の藤井隆太社長のインタビュー記事や、秋田市内の1963(昭和38)年当時の地図と現在のまちを対比しながら商店街を紹介する特集記事を掲載するほか、誌面にスマートフォンをかざすことで音声付き動画を再生できる仕組みを活用し、地元ミュージシャンのCD紹介も。
「創刊号は秋田出身・県外在住の皆さんからの反響も大きかった」と渋谷明美編集長。「フリー誌のように流通ルートの拡散を目指すことよりも、秋田にゆかりある皆さんとの確かなネットワークづくりにつなげたい」と、今後個人会員の募集にも注力する方針。
A5判、オールカラー72ページ。1万部を発行する。価格は525円。県内書店などで販売するほか、ネット通販も行う。