秋田市内で19世紀ギターやウクレレを製作する斉藤健さんの個展が6月21日~23日、アートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で開かれる。
一般的なクラシックギターに比べ、シンプルな構造と繊細でコンパクトな外観などが特徴の「19世紀ギター」。自身もギタリストの斉藤さんは2002年ごろ、インターネットで見た19世紀ギターの「優美なボディーラインに魅せられた」ことをきっかけに研究を重ね、2009年3月、秋田市外旭川に「KEN弦楽器工房」を立ち上げた。現在は2カ月に1本ペースで製作を続けている。
個展では、19世紀の有名ギタリスト・レニャーニが使っていた楽器と同型モデルや子牛の皮を使った細かな装飾が目を引くバロックギター、ウクレレなど7点を展示するほか、19世紀ギター(40万円~)やバロックギター(50万円~)などのオーダーも受け付けるが、「バックオーダーを抱えている」ことから、現在発注を受けると引き渡しは年末になるという。
「東京の楽器店でもあまり目にすることのないギター。地元の皆さんにご覧いただければ」と斉藤さん。ブログでギターの製作過程も紹介する。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。