業務用梱包(こんぽう)資材などを扱う秋田成幸産業(秋田市東通仲町)が採用したイメージキャラが、「悪すぎる」と話題になっている。
秋田市内の商社が展開する「わるキャラ」(モデルは同社社長と社員)
主に業務用梱包資材などを扱うECサイトを2005年から運営する同社。近年、同種サイトが増えてきたことなどから差別化策を検討する中、同社・利部浩社長と社員7人をキャラ化してサイト上で展開することを考案。
市内のキャラクター制作会社に制作を依頼し、ゆるキャラならぬ「わるキャラ」をコンセプトに制作を進め、修正を重ねるうちに「悪さ」も増したが、「単なる悪ノリにならないようリサーチしながら制作を進めた」と利部社長。
完成した劇画タッチのキャラに「この価格でもダメだとおっしゃるのですか…」などのセリフを付けたほか、プロモーションビデオも制作するなどし、今月1日からサイト上に公開。フェイスブックなどで紹介したところ、「悪すぎるのでは」「御社、どうされました?」などのコメントが寄せられるなど話題に。
「キャラの採用は売り上げ増へ向けたチャレンジの一環。一度見たら忘れられないキャラに仕上がったのでは(笑)」と利部社長。「ECサイトだけではなく、営業スタッフの後押しにもつなげたい。スタッフのキャラは名刺でも見ることができるので、本人と見比べてもらえれば」と話す。
今後、サイトなどでキャラを使ったストーリー展開も予定する。