在来作物がテーマのドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」が4月21日、秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町)で上映される。
大量生産に向かないことなどを理由に姿を消しつつある地域特有の野菜をメーン食材に使ったイタリアンで全国的な注目を集めるレストラン「アル・ケッチァーノ」(山形県)の奥田政行さんや、山形で在来品種を守り続ける農家らの取り組みを捉えた同作品。
秋田市在住の野菜ソムリエ・最上美貴子さんが昨年、鶴岡市で同作品を観覧して「感銘を受けた」ことから、「地元の皆さんにも観てもらえる機会を」と友人らの協力を得て実行委員会を立ち上げ、上映会の準備を進めてきた。「在来作物の個性的な味や香りを生かした料理は地域ならではのもの。秋田にも貴重な在来作物はあるが、存在はあまり知られていない。山形のような取り組みを秋田でも広げるきっかけにできれば」と最上さん。
料理研究家の米本かおりさんらを迎えて在来作物をテーマにパネルディスカッションも開くほか、県産農産物などのブースを設けた試食会も予定する。
上映会は11時~13時30分、15時~17時30分の2回。入場券(1,000円)は前売りのみ。中学生以下無料。詳細はフェイスブックページで確認できる。