東日本大震災で被災した岩手県釜石市の住民らが手編みしたマフラーなどを販売するチャリティーマーケットが現在、小松クラフトスペース(秋田市中通4、TEL 018-837-1118)で開かれている。
仮設住宅で暮らしながらニット製品を手編みする住民の活動を広めることなどを目的に、被災地支援を行う団体「風の布・パピヨン」(京都市)代表の染色家・斎藤洋さんが、同店の小松和彦さんに呼び掛けて企画。小池テル子さんら約20人の作品を展示販売する。
靴下の上から履いて使う靴下カバー(600円)やマフラー(500円~)、帽子(1,500円)など、日常生活向けアイテムを中心に100点ほど用意したが、今月1日の販売開始以来、既に80点以上を売り上げた。
「被災地の力になりたいと思う人が多いことに感謝している。気に入ったものを買えることが、支援につながっているのでは」と小松さん。斎藤さんは「秋田でも好評の様子を聞き、作り手の皆さんも喜んでいる。品質を向上させるなどしながら、今後も続けていくことができれば」と話す。
在庫限りで終了予定。売り上げは仮設住宅の支援として全額寄付する。営業時間は10時~18時。2月23日まで。