秋田の起業家ら4人が1月23日、インターネットの活用を通じて地域課題の解決を目指すグループ「秋田中年会議所」(秋田市川尻御休町、TEL 080-1848-5549)を立ち上げた。
グループを立ち上げたのは、ECサイトの運営コンサルティングなどを手掛けるネットパーソンズ(八橋本町5)の小林秀樹さん、秋田県庁ウェブサイトの制作や地域活性化事業などに取り組む制作会社トラパンツ(川尻御休町)の長谷川敦さん、ご当地グッズの企画制作やウェブコンテンツ運営などを手掛けるイースナーデザイン(中通5)の千葉尚志さん、アートギャラリー・ココラボラトリー(大町3)を運営する笹尾千草さんの4人。
同グループのコンセプトは、「インターネットとアート的手法を活用した地域課題の解決」。グループ名は、「地域活性へ向けた若者の積極的なアクションに対して、ビジネスの観点からは中年も負けてはいられない」との思いから。「中年の英知と勇気と情熱を結集させ、地域社会の健全な発展に貢献することで明るい豊かな社会の実現を図ること」「入会資格は40歳以上、または、ビジュアルが明らかにおっさんであること」などと定めた定款も作成した。
ウェブ制作やプロモーション戦略などインターネットの実践的なビジネス活用や、アート的手法で取り組む地域課題の解決などをテーマにセミナー開催を予定するほか、独自事業の展開も予定する。「秋田にイノベーションをおこしながら、具体的な成果を追求していくことができれば」と長谷川さん。同グループでITコンサルティングを担当する小林さんは「インターネットとアート分野の積極的な融合を通じて、地域が活性することを証明できれば」と意気込みを見せる。
初回セミナーは3月中旬を予定する。