秋田県産品などを紹介・販売する「あきた満開・地産地消まつり」が11月23日に始まり、会場のイオンモール秋田（秋田市御所野地蔵田1）は多くの来場客でにぎわいを見せた。

多くの来場客でにぎわいを見せる「あきた満開・地産地消まつり」会場の様子

　NPO法人あきたパートナーシップ（上北手荒巻）が開く同イベントは2月に続き2回目。少子高齢化問題や自殺予防などの地域課題に取り組む市民団体などへ資金助成する「あきたスギッチファンド」に、収益の15パーセントを寄付することなどを目的に開く。

　「もっと秋田を知ろう！食べよう！好きになろう！」と題し、県産米粉が原料の焼き菓子やバター餅、B級グルメなどの加工食品類、県内で生産・収穫された野菜やキノコなど生鮮食料品ほか、手作りのスプーンや靴ベラなどの木工製品や小物類などをブース担当者が紹介しながら販売。福島のアンテナショップのほか、気仙沼産の海産物や大槌町で被災者が手作りする軍手製マスコットなどを扱う被災地支援ブースも設けた。

　「試食が売上に結びつくなど予想以上に好評。作り手が対面販売することで、お客さまの好反応につながっているのでは」と鹿角のB級グルメ・花輪ホルモンのブース担当者。同NPOの畠山順子さんは「地産地消の取り組みが、地域の課題解決へ向けた市民活動の応援にもつながるイベントとして企画した。試食コーナーも充実している。皆さんに足を運んでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は10時～19時（25日は16時まで）。入場無料。今月25日まで。