飲食店を飲み歩くバルイベントが10月6日、秋田県内で初めて開かれ、秋田市山王・大町エリアは飲食店マップを片手にした多くの市民でにぎわいを見せた。
函館で2004年に初めて開かれて以来、全国に広まったまちなか飲み歩きイベント「バル街」。共通チケットを購入した参加者が、1ドリンクと軽食をカジュアルなスタイルで楽しみながら、エリア内の飲食店を3~5軒ほど「ハシゴ」する。
秋田では「アキタ・バール街」にタイトルをアレンジし、「CBネットワークあきた」(上北手荒巻)が初めて企画。函館バル街実行委員会事務局長の加納諄司さんからガイダンスを受けた山王・大町エリアのレストランやパブ、居酒屋など飲食店50店以上が参加して開かれた。
イベント当日、地ビールやワインを片手に会話を弾ませたり、音楽やダンスパフォーマンスに歓声を上げたりしながら、約1000人の市民が飲食店の「ハシゴ」を楽しんだ。日ごろは見られない行列が店舗の外までできたり、早々に完売したりする人気店も現れた。
「これまで入店しづらかった飲食店にも初めて足を運ぶことができた。相席したグループとの会話も楽しい」と参加した二人組の女性。
イベントを企画した鐙啓記さんは「何度も足を運んだ函館のバルイベントの楽しさを秋田でも初めて開くことができた。皆さんに楽しんでいただけたようで良かった」とイベントを振り返る。「運営上の反省点もあるが、皆さんから寄せられた声を次回へつなげられれば」とも。
次回は来年夏の開催を予定する。