ニュースサイト「シブヤ経済新聞」の西樹編集長をゲスト講師に招いた勉強会「第10回秋田駅周辺にぎわい創造研究会」が6月26日、秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町)で開かれた。
にぎわいづくりへ向けた情報発信などをテーマに開かれたトークセッションの様子
東京を中心に国内外73都市と地域で展開する「みんなの経済新聞ネットワーク」本部を運営する西さん。「全国から見た秋田のまちネタ」をテーマに、文化分野などで探究心のある市民と社会の仕組みづくりに取り組む市民や団体が一体となって、地域のコンテンツが生み出されることや、秋田の「まちネタ」記事の特徴などについて、全国の「みん経」記事も織り交ぜながら紹介した。
会後半は、秋田市広小路商店街振興組合の佐々木清理事長や市内を中心に社会活動に取り組む武内伸文さん、内閣府地域活性化伝導師で秋田市観光アドバイザーも務める吉井靖さんを交え、中心市街地のにぎわいづくりへ向けた情報発信の手法などについてトークセッションも繰り広げた。吉井さんはインターネットも活用した地域活性化事例として「佐渡お笑い島計画」などを紹介。地元の活性へ向けた取り組みの在り方などについて意見が交わされた。ウェブ上の情報が年配者に届きにくいことや、地域活性へ向けて計画中のイベントアイデアなどについて来場者からの質疑も受け付けた。
参加した市内のウェブ制作会社に勤める正木温子さんは「これまで新聞はあまり読まなかったが、ネット記事で紹介されたイベント会場に足を運ぶことも増えた。ウェブ上に記録を上げることや広報活動など仕事の参考にもなった」と話す。
次回の同研究会は8月を予定。