西アフリカ・トーゴの現代美術家ディディエ・アハジさんの作品展「あるアフリカの一日」が3月9日、小松クラフトスペース(秋田市中通4、TEL 018-837-1118)で始まった。
西アフリカ・トーゴの人々の日常生活をブリキで表現したアハジさんの作品
自動車板金工の技術を生かし、2000年ごろからブリキを素材にアート作品の制作に取り組むアハジさん。これまでにドイツや東京・青山のギャラリーなどで展覧会を開き、「アフリカの現代美術家」として注目を集める。
同展では、食事や散髪する人々の様子など地元の生活風景を表現した作品のほか、貧富の差など社会風刺を盛り込んだ作品20点(6万900円~14万7,000円)を展示・販売。ヤシの葉で作ったカメレオンやワニ、キリンなどマダガスカルの工芸品(1,260円~5,040円)やアフリカの雑貨類も並べる。
小松和彦店長は「題材や色彩の面白さだけではなく、力強い表現がアハジさんの特徴。カラフルでユーモアに富んだ作品を楽しんでいただければ」と話す。
営業時間は10時~18時。今月31日まで。