ご当地ヒーローのプロデュースなどを手掛ける海老名保さんが、東日本大地震の被災地支援が目的の新ヒーロー「東北合神ミライガー」の運営を始める。
「超神ネイガー」「琉神マブヤー」(沖縄)、「浪速伝説トライオー」(大阪)など、ご当地ヒーローの運営やプロデュースを手掛ける海老名さん。
これまで、あえてエリアを限定したご当地ヒーローにこだわってきたが、「被災地の子どもたちのために自分ができることを」と各地でイベントショーを行ったり、関連グッズに係る版権料の全額を震災孤児へ送ったりする復興支援が目的の新ヒーローを考案した。
コンセプトは「郷土愛」「団結」「あきらめないこと」。ネイガーのほか、「岩鉄拳チャグマオー」(岩手)、「跳神ラッセイバー」(青森)、「速新拳ガ・サーン」(山形)など海老名さんが手掛けたご当地ヒーローを合体させ、東北6県の要素を盛り込んだ新ヒーロー。「独眼竜」をイメージしたマスクには「未来」の文字も刻んだ。
東北の地図をかたどった剣「一致団結・東北六剣」などの武器で、生態系に悪影響を及ぼす外来種の生物がモチーフの悪役軍団「ガラシャー帝国」と戦うという設定。「かっこいいだけではなく、子どもたちが笑顔になれるショーを」と、海老名さんが手掛けるヒーローとしては初めて「ドラえもん」の世界観もショーに反映させるという。
「東北を盛り上げるためなら何でもする覚悟で取り組みたい」と海老名さん。「子どもはみんな未来のヒーロー。1500人の震災孤児がいると聞くが、わずかでも勇気を与えられれば」と意気込みを見せる。
デビューは来年2月11日、「秋田ふるさと村」(横手市)のスペシャルショーを予定。