絵画と人形の展示会「PICTURE & DOLL」展が現在、アートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3)で開かれている。
秋田市内で絵画教室を開く傍ら、創作活動を続ける画家の芦野雅春さんと人形作家の純子さん。「いつも一緒に制作しているから」と「二人展」にこだわって開く夫妻の展示会は、1980(昭和55)年以来30回を超える。
「太陽光の自然な美しさを追求するうちにバラを描くことが多くなった」という雅春さんが制作した油絵と水彩作品34点と、ファッションデザイナー・コシノヒロコさんのブティックに展示されたこともあるという純子さんの人形作品10点を展示する。
武蔵野美術大学を卒業後、パリや東京で創作活動を行っていたが、大阪出身で人形作家の純子さんとの結婚を機に「秋田で生活しながら創作活動に取り組みたい」と1980年に帰郷した雅春さん。
「年を重ねて見えてきた真実も作品に反映されているはず。創作意欲も年々高まっている」と雅春さん。年間10体ほどの人形を制作する純子さんは「制作を重ねるごとに新たな気付きはあるが、展示中の作品もうまくできたと思う」と話す。
開催時間は11時~17時。入場無料。11月20日まで。