秋田ゆかりの戦国武将で観光活性化を呼び掛けるグループ「戰國秋田」が11月6日、JR秋田駅前でPR活動を行う。
呼び掛け人は、ゲームや漫画を通じて戦国時代の歴史に興味を持ったというかなざき壱伽さん。他県で戦国武将をテーマに地域活性化活動が行われている様子を見て、「秋田でも」と企画した。
図書館や史跡を回って地元の戦国時代の歴史を勉強し、「秋田の武将は知名度が低い分、自由なイメージで描けるのでは」と、安東愛季・実季親子や角館の戸沢盛安、小野寺義道ら、現在の秋田地域を治めていた戦国時代の武将もイラスト化した。
7月からツイッターなどで活動を呼び掛け、応じたメンバーは会社員や専業主婦など20~30代の男女約10人。大仙市で開いた企画会議には7人が集まった。かなざきさんが描いたイラストを印刷したうちわを8月に大仙市で開かれた全国花火競技大会会場で販売するなどPR活動も行った。
「武将や当時の歴史を楽しく知ってもらいながら、地元の皆さんや観光客の皆さんが秋田に関心を持つきっかけにしてもらえれば」とかなざきさん。
現在、秋田の戦国武将に扮(ふん)して県内の史跡や城跡などを案内する「おもてなし武将隊」の結成へ向け、協力者も募集している。
PR活動の詳細はホームページに掲載する。