秋田のまちづくりなどがテーマの市民参加型ディベートイベント「ボクシンク」が10月12日、仲小路商店街のバー「レッドハウス」(秋田市中通2)で開かれる。
「市民が地域の将来を考えることができる場をつくろう」と昨年2月から不定期開催する同イベントは今回で5回目。「ディベートは格闘技のボクシングに似ている」と、参加者は赤青の両コーナーに分かれるほか、「ゴング」を使って発言時間を区切るラウンド制を採るなど、ボクシングのようなスタイルで行う。勝敗は観客の拍手の大小で判定。レフェリーは秋田経済新聞編集長が務める。
放射性物質を含んだ焼却灰の県外からの受け入れ再開を大館市が保留している問題を受け、再開の可否を考えるほか、秋田市が家庭ゴミ処分の有料化を決めたことの適否などをテーマにディベートを行う。
イベントを主催する市民グループ「SiNG」代表の武内伸文さんは「地域の将来に関わる2つの廃棄物の扱いについて取り上げる」とし、「放射性物質を含んだ焼却灰の受け入れについては、経済発展のチャンスと捉えることもできる反面、自然環境や風評被害などのリスクも伴う難しい問題」と話す。「結論を導くことが目的なのではなく、ディベートすることで多角的で客観的な視点から市民が意見交換する機会にできれば」と話す。
開催は19時30分~。入場料1,000円(1ドリンクと軽食付き)。問い合わせは武内さん(TEL 090-2363-0398)まで。