古本のフリーマーケット「一箱古本市」が7月18日、秋田市仲小路商店街の路上で開かれ、気温30度を超える猛暑の中、多くの来場者でにぎわった。
読書ファンらが段ボール箱一箱分の古本を持ち寄り、秋田駅前の路上で販売した同イベント。ビジネス書の出品がメーンの「田崎ビジネスソリューション」や地元ラジオ局の出演者やスタッフが持ち寄った書籍を販売する「あさ採りワイド古本便」、「なまはげ書房」「なまれ書房」など出店者17組が思い思いの屋号を付けて古本を販売した。
宮城県名取市の実家が東日本大震災で津波被害を受けたという男性が、「生き残った根性ある古本を」と出店したり、東京在住の男性が職場の同僚らと出店したりするなど県外から出店した参加者も見られたほか、売上を東日本大震災の義援金に充てる「チャリティーブックマート」や自販機型のブース「本の自動販売機」などユニークな試みも。
美郷町から参加した男性は「開店4時間で20冊ほど売ることができた。価格交渉したり、私が手作りしたシールをプレゼントしたり、来場者との交流も楽しかった」とイベントを振り返った。