秋田市内で例年9月に開催する屋外音楽イベント3団体が「アキタミュージックフェスティバル実行委員会」（秋田市新屋松美が丘北町、TEL 018-866-0643）を新たに立ち上げ、屋外ライブイベントを9月3日・4日に同時開催すると発表した。秋田経済新聞などが後援する。

「アキタミュージックフェスティバル」ロゴマーク

　新たに実行委員会を立ち上げたのは、「ザ・パワーオブミュージックフロムアキタ（PMA）」「千秋公園 JAZZ IMPRESSION」「秋田ブラスフェスタ」の3団体。秋田県で2014年に開催予定の「国民文化祭」へ向け、文化面での機運を盛り上げようと同時開催を決めた。市内でジャズライブハウスを経営する太田徹さんが会長を務める。

　大町・通町地区の活性化を図ることが目的の市民参加型ストリート音楽イベント「PMA」は例年、約80組450人の地元ミュージシャンが参加する人気イベント。今年は初めて秋田駅周辺施設も会場に加わる。2007年から県の遊休地を舞台に開く「仲小路ジャズフェスティバル」を母体に、久保田城跡に会場を移して開く「千秋公園 JAZZ IMPRESSION」は、秋田ゆかりのプロミュージシャンを招くなどし、「演奏のクオリティーを追求する」という。今年初めて開催予定の「秋田ブラスフェスタ」は、中学や高校のブラスバンドや社会人ビッグバンドなどが参加を予定する。

　「団体ごとに特徴を打ち出しながら同日開催することで地域の活性につなげたい。日本の笑顔を秋田から届けられるようなイベントになれば」と太田さん。「全国大会で上位入賞の常連校もあるなど秋田の中学や高校の吹奏楽部はレベルが高い。『ブラスフェスタ』にも期待してほしい」とも。

　市内では両日、アートイベントなども多彩に催し、2日間で延べ10万人の来場を見込む。いずれも入場無料。

　現在、各団体ではイベント運営スタッフも募集している。詳細はホームページで確認できる。