秋田市中心街区の商店街を美術と音楽で埋め尽くすイベント「AKITAカジュアルアーツフェスタ2007」が8月14日から始まった。
秋田県と仲小路振興会(秋田市中通2)の共催による同イベントは、JR秋田駅前から西へ延びる仲小路商店街の約200メートルを「歩行者天国」にした上、同所でライブ制作した美術作品やストリートミュージックで埋め尽つくそうとするもので、今年で2回目。
今年は美術と音楽のほかパフォーマンス部門も新設され、昨年の38団体(177人)を上回る計61団体(235人)が参加するほか、同商店街でのみ使用できる地域通貨「ナッキーチケット」をイベント出演者やボランティアスタッフに配布する新しい試みも。
14日と15日は、ロックやフォークミュージックなど27組のミュージシャンによるライブ演奏が秋田明徳館高校前と多目的ビル「アトリオン」前広場で行われ、若手アーティストらによる絵画やオブジェなど美術作品の「制作現場」となった商店街の各所は、特設された「秋田杉製ベンチ」に座って楽しむ来場者などで賑った。
16日はフラメンコグループや大道芸人らによる「ライブパフォーマンス」のほか、木製玩具等を製造販売する横手市の木工加工会社やご当地キャラクター「のしろっち」グッズを手がける能代市のアート工房による露店販売も行われる。
同イベントで制作した美術作品は8月20日まで、同商店街の一部店頭と「アトリオン」館内で展示する。