「比内地鶏」関連業者のグループが現在、同商品ブランドイメージの向上などを目的に、イベント開催準備を進めている。
日本三大美味鶏に数えられる秋田の「比内地鶏」。2007年ごろから相次いで明るみになった比内地鶏を使った加工食品の偽装表示問題などの影響から、近年、出荷量が大幅に落ち込んでいる。
「比内地鶏をテーマにしたイベントの開催を通じて、業界を活性化させよう」と9月24日、比内地鶏関連商品などを扱う秋田味商(秋田市将軍野)、秋田比内や(鹿角市)、本家比内地鶏(大館市)、あきた北央農業共同組合(北秋田市)など比内地鶏を扱う秋田県内の8社が、「あきた比内地鶏まつり実行委員会」(秋田市手形)を結成。現在、各店が考案した比内地鶏を食材に使った新メニューについて、来場者による人気投票イベントなどを検討しているという。
同実行委員会の工藤真史会長は「観光客が集まるような地元ならではのイベントを企画している。イベントを通じて比内地鶏を多くの皆さんに食べていただきたい」とし、「関連業者などのネットワークを広げながら、業界や地元の活性化に貢献できれば」と話す。
イベントは来春、秋田市での開催を予定する。