秋田市通町商店街の青井陶器店大町本店(秋田市大町1、TEL 018-862-2746)が3月30日、インバウンド向け消費税免税営業を始めた。
陶磁器や漆器、ガラス器などの食器類3000点(200円~100万円前後)と、コーヒー豆や菓子類などの食品類300点以上を扱う同店。外国人旅行者などを対象に消費税を免除する制度の許可を受け、「Tax Free Shop(タックスフリーショップ)」案内板を店頭に掲出して営業を始めた。同制度の販売許可を得て営業する県内資本の店舗は、秋田県物産振興会が営業する秋田県産品プラザ(中通2)など数例あるが、小規模な小売店では珍しい。
免税販売を始めて1週間ほどで、アメリカやオーストラリア、イギリス、ポーランドから訪れた外国人観光客6人が買い物を楽しんだという。1915(大正4)年創業の同店・青井智社長は「和の文化にこだわり、全国の食器類を集めて販売する当店。海外のお客さまに日本の美を伝えたい思いで免税店の営業を決めた。秋田に免税店が増え、地域に誘客を促すきっかけにできれば」と話す。
営業時間は10時~19時。木曜定休。