京都市在住の画家・山本太郎さんの個展「ニッポン画 初花月」が2月2日、小松クラフトスペース(秋田市中通4、TEL 018-837-1118)で開かれる。
古今の風物を題材に独自の解釈で描く斬新な作風の「ニッポン画」の制作に取り組む山本さん。2013(平成25)年から2018(平成30)年まで、秋田公立美術大学(新屋大川町)の准教授として、秋田市を拠点に活動した。山本さんが、昨年9月、絵本「新しい昔ばなし・つなぎまちと130人のこどもたち」(虚屯出版)を出版したことを記念して、親交のある同店が展覧会を企画した。
「清涼飲料水紋図」「月下白梅図 00(げっかはくばいず れいわ)」など、近年の作品を中心に約20点を展示するほか、絵本(1,980円)やオリジナル浴衣、手ぬぐいなどを販売する。「新しい昔ばなしの作り方」と題し、山本さんと同店店主の小松和彦さんがトークイベントを開く。
山本さんは「私の制作や活動に強く影響を与えてくれた、思い出の地の秋田で展覧会ができることをうれしく思う。私の幅広い活動を見てもらえる機会になると思う。皆さんに足を運んでもらえれば」と呼びかける。
営業時間は10時~18時。会期中無休。入場無料。2月24日まで。
トークイベントは、2月11日に開催予定。開催時間は、1部=11時~、2部=14時~。同店まで予約が必要。