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秋田の福祉NPOが酒類販売 東北の障がい者支援施設が造るワインなど9種

福島県と岩手県の障がい者支援施設が造るワインなど酒類の販売を始めた、NPO法人あきた結いネット(秋田市八橋本町3)代表の坂下美渉さん

福島県と岩手県の障がい者支援施設が造るワインなど酒類の販売を始めた、NPO法人あきた結いネット(秋田市八橋本町3)代表の坂下美渉さん

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 市民の生活支援活動などに取り組む複合施設「ストーリーキャット」(秋田市南通亀の町、TEL 018-838-5450)が10月15日、東北地方の障がい者施設が造るワインなど酒類の販売を始めた。

福島や岩手の障がい者支援施設などが製造を手掛けるワイン

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 障がい者が作る衣類や雑貨類、加工食品などの販売スペースとレンタルスペースを設ける同施設。7月に秋田市などを襲った大雨災害後には、被災者支援の拠点として活用したが、販売スペースの営業再開に合わせて、初めてワインなど酒類の取り扱いを始めた。

 福島県いわき市の障がい者支援施設が製造・販売する「梨ワイン新高」(2,250円)や日本固有の白ワイン用ブドウ品種「甲州」のみが原料の「甲州オレンジ2022」(2,750円)、樽熟成ワイン3銘柄(3,520円~5,500円)、7種のリンゴをブレンドして作るシードル「ポム・シュクレ2021」(1,100円~)など9種類を扱う。

 同施設を運営するNPO法人あきた結いネット(八橋本町3)代表の坂下美渉さんは「ブドウの栽培から加工・販売までを障がい者施設が手掛けるワインには、それぞれ作り手の物語がある。大切な人へのプレゼントや記念日のお祝いにも合うのでは」と利用を呼びかける。「ワインは季節ごとに入れ替えたり、ワインに合うおつまみを用意したりしたい。ビールなども扱う予定」とも。

 営業時間は10時~16時。月曜(祝日の場合は火曜)定休。

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